第6回 東京芸術センター記念ピアノコンクール 閉幕  
   2011年3月26日、27日。この二日間に渡って20名による二次予選がおこなわれました。そして4月2日の本選へ11名が進出。4月3日に入賞者発表と披露演奏会が開催されました。
 結果、田中正也さんが東京芸術センター金賞のタイトルを獲得し、本選出場者の11名には招聘証が授与されました。
今回入選した11名のうち、入賞者、入選者6名は、今後、東京芸術センターで行われる定期演奏会・リサイタルに出演し、5名は今年度から催されるNew Star Concert
(天空)に出演していただく予定です。 これらのリサイタルを経て出演したピアニストの中から「20111年度年間最優秀ピアニスト」のタイトルが授与されます。さらなる魅力を育んだ演奏をどうぞご期待下さい。
 
 
■受賞者・招聘ピアニスト PROFILE

金賞 

田中正也

 

15歳で単身モスクワへ。世界的ピアニスト パーヴェル・ネルセシアン教授に師事し2003年モスクワ音楽院ピアノ科本科を金賞で卒業、2007年ロームミュージックファンデ―ションより奨学金を得て同大学院を卒業。ロシア音楽界の重鎮 ミハイル・ヴォスクレセンスキー教授に師事。両氏と演奏活動を共にする。

第6回イブラ国際ピアノコンクール 優勝(伊)第11回スクリャービン国際ピアノコンクール 優勝並びに審査員特別賞(仏)第6回東京芸術センター記念ピアノコンクール(日)金賞 ほか第1回バラキレフ国際コンクール(露)第2位、第3回プロコフィエフ国際コンクール(露)入賞、第54回ブゾーニ国際コンクール(伊)等多数受賞。
世界各地での演奏活動と並行して若きピアニストの育成にも情熱を注ぎ2005年より国際コンクール(伊)の審査員も務める。
2008年に始動した「プロコフィエフピアノ曲全曲演奏シリーズ」は繊細かつ大胆な田中正也独自の感性で魅力的なプロコフィエフ像を形成しているとの高評を得て進行中。
2007年CD 1st Album"エフェクト"に続き 2010年2nd Album"リラの花"をリリース。
田中正也ホームページ http://www.ac.auone-net.jp/~pianino/

 

 


山田翔

2003年「ショパン国際ピアノコンクールinASIA」コンチェルトB部門金賞。
2005年「ザイラーニューイヤーコンサート2005」出演。
2008年中村紘子氏監修の「第13回浜松国際ピアノアカデミーピアノコンクール」の受講者に選出される。
「第7回東京音楽コンクール」ピアノ部門にて第2位受賞。
2010年5月イタリアにて、「第13回マウロ・パオロ・モノポリ国際ピアノコンクール」において第4位及びディプロマ獲得。
現在リスト音楽院に在学中。
これまでに、菊地麗子、寿明義和、野島稔、ジョルジ・ナードルの各氏に師事。

 

 

黒木洋平

 

東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。
第28回全九州高等学校音楽コンクールピアノ部門グランプリ、第6回北本ピアノコンクールG部門第3位。第21回ブロネ国際音楽講習会にて選抜者演奏会に出演。
 これまでに根岸佐知、原田吉雄、阪本幹子、矢野裕子、寿明義和、弘中幸子、東誠三、ヴァレリア・セルヴァンスキーの各氏に師事。

 

 

榊原涼子

第50回全日本学生音楽コンクール名古屋大会小学校の部第1位。
第27回ピティナ・ピアノコンペティションG級ベスト5賞、審査員特別賞。
第14回コンセール・マロニエ21第3位。
これまでに岡本草子、佐野翠、佐藤俊、ヴァディム・サハロフ、角野裕の各氏に師事。
愛知県立芸術大学を経て、東京藝術大学大学院修了。

 

 

川口晃祐

東京藝術大学ピアノ科に在籍。
長江杯国際音楽コンクール第1位、総領事賞。
京都ピアノコンクール金賞、協賛社賞。
日本クラシック音楽コンクール全国大会第5位。
京都芸術祭にて毎日新聞社賞。
摂津音楽祭にて銀賞。
大阪センチュリー交響楽団と共演。
ソロやアンサンブルのコンサートを各地で多数開催。
洲崎久美子、福井尚子、青柳晋の各氏に師事。

 

 

           

村瀬かおり

東京音楽大学を経て、2011年同大学大学院修了。
卒業演奏会出演。第25回かながわ音楽コンクールシニアピアノ部門特選。
第34回全国町田ピアノコンクール、第6回北本ピアノコンクール入選。
第4回フレッシュ横浜音楽コンクール銀賞、審査員特別賞。
これまでに村瀬豊江、岡田敦子、中西誠、菊地裕介の各氏に師事。

 

 

          

五味田恵理子

全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部2位。
石川ミュージックアカデミーにて最優秀受講者賞を獲得、
奨学生として米国アスペン音楽祭に派遣。
日本モーツァルト音楽コンクール2位。モーニングコンサートにて藝大フィルと共演。
東京藝大同声会賞受賞。読売新人演奏会に出演。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学を経て、
現在同大学院修士課程2年に在学中。

 

 

           

平山麻美

第3回 ルーマニア国際音楽コンクール ピアノ部門 第三位。
第9回 大阪国際音楽コンクール ピアノ部門 Age-U部門 第二位。
第7回 ウエスカ国際ピアノコンクール(スペイン) 第二位。
東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、同大学院音楽研究科修士課程修了。
これまでに作曲を梶谷修、ピアノを村田悦子、手塚真人、中島利恵、高良芳枝、長尾洋史、多美智子、吉武雅子の各氏に師事。

 

 

 

木米真理恵

東京音楽大学付属高校ピアノ演奏家コース卒業。在学中、特待生奨学金を得る。播本枝未子、岡田敦子の各氏に師事。現在、ポーランド国立ショパン音楽大学3年。ピオトル・パレチニ氏に師事。
2010年、F.ショパン・オールポーリッシュ・ピアノコンペティション第4位。第2回Baltic国際ピアノコンクールディプロマ受賞。

 

           

二戸麻衣子

東京音楽大学ピアノ演奏家コース首席卒業。同大学院修了。奨学金を得てモーツァルテウムサマーアカデミー受講。全日本学生音楽コンクール東京大会入選、かながわ音楽コンクール最優秀賞。読売新人演奏会、オフィス設計コンサート、ホテル・オークラバロンコンサートなどに出演、神奈川フィルなどと共演。2010年リサイタル開催。

 

 

          

野崎玲欧

東京都出身。東京音楽大学、同大学院を経て、渡米。第18回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第1位、第3回ASEANショパン国際ピアノコンクール一般部門第2位(1位なし)等、国内外数々のコンクールで優勝や入賞を得る。これまでに太田由美子、石井克典、小高明子、J.Margulisの各氏に師事。

 

※敬称略・順不同
■審査員の紹介   公募により決定した審査員は下記の4名の方々です。


奈良井 巳城

ピアノ奏者。97年国立音楽大学器楽科ピアノ専攻を最優秀の成績で卒業。読売新人演奏会出演。
吹田音楽コンクール、全日本ソリストコンテスト入賞。99年チャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院研修課程を修了。
故L.N.ナウモフ教授の下で研鑽を積み、ナウモフクラス演奏会に出演。帰国後はアンサンブルやピアノ演奏指導などに力を入れ、
2000年ノーティ音楽アカデミー開設。 05年ドイツ作曲家E.プッチェル氏諸作品のレコーディングを実施(CD化)。
同年CASIOキーボード「Privia」のテレビCMに出演。東京、神戸芸術センターピアノコンクールを歴任の他、全日本クラシック音楽コンクール、 ショパン国際ピアノコンクールin ASIAなどでも審査員を務める。また、全国各地にてPTNAステップアドバイザーを務め、ワンポイントレッスン、 学校クラスコンサート、トークコンサートなども行う。 これまでに牧野さおり、加藤伸佳、池澤幹男、江藤玲子、A.ディエフ、L.ナウモフに師事。 現在ノーティ音楽アカデミー代表、全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。

ルイ レーリンク

アムステルダム・スヴェーリンク音楽院卒業後オランダ・ドイツ・スイスで演奏活動。
1996年以降は九州交響楽団と共演など日本各地を中心に演奏やレクチャーを行う。「ファイナルファンタジー・ピアノコレクションズ9」、「なぐさめ」等CD4枚をリリース。TBS、NHKテレビ・ラジオ等出演。個人・公開レッスンを各地で行う他、ピティナピアノコンペティション等でピアノコンクール審査員を務める。全日本ピアノ指導者協会正会員。洗足学園大学非常勤講師。

長谷正一

桐朋学園、ドイツ国立リュッベック音楽大学、卒業。ブルーノ・レオナルド・ゲルバーに師事。
全日本学生音楽コンクール、ショパンコンクールインアジア、日本クラシックコンクール、ピティナピアノコンペティション等国内外のコンクールの審査員して招かれる。現在洗足学園音楽大学にて後進の指導にもあたる。


※敬称略・五十音順

Presented by Art Center of Tokyo