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■第8回
東京芸術センター記念ピアノコンクール 閉幕
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2014年4月6日に第8回東京芸術センター記念ピアノコンクール結果発表および、授賞式が開催されました。第一次予選は課題曲と自由曲の音源審査を行い、二次予選からは公開審査という形式で天空劇場にて1人25分程度のプログラムで審査を行い、本選では1人40分程度のプログラムで審査が行なわれました。
予選・本選と1人の演奏時間が長く、ソロリサイタルを開催する力量があるピアニストでなければ通過するのが難しい特徴のあるコンクールとなっております。
日本各地、そして海外からもエントリーがあり、国境を越え、お互い全力を出し切った熱演が繰り広げられました。
今回は金賞と銀賞は該当者なしという結果になりました。銅賞に輝いたのは2名、太田沙耶さん、太田実花さんです。また、今回は特別賞が3つ設けられました。感動賞に中川真耶加さん、審査員賞に伏木唯さん、プロコフィエフ賞に土屋絵葉さんが選ばれ各賞を受賞されました。
本選に出場した10名のピアニスト全員に招聘書が授与され、今後東京芸術センターにおける定期演奏会に招聘させて頂きます。
本コンクールは優れた演奏家を顕彰する目的で開催されており、コンクールだけでなく、その後の演奏活動をサポートし、成長の場を提供することを特色としております。
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■受賞・入選ピアニスト PROFILE |
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銅賞
太田 実花
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愛知県立明和高校音楽家卒業、東京音楽大学卒業、同大学院在学中。愛知ピアノコンクール金賞、
中日新聞社賞、東京音楽大学コンクール第2位、ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会特級銅賞。
カワイ表参道パウゼにてジョイントリサイタル開催。
JT主催「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」シリーズ出演。
これまで井口忍、兼重直文、堀江孝子、杉浦日出夫、播本枝未子、石井克典の各氏に師事。
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銅賞
太田 沙耶
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愛知県立明和高校卒業、東京芸術大学 器楽科に在学中。
エトリンゲン青少年国際ピアノコンクール第4位、ピティナ・ピアノコンペティションG級銅賞、全日本学生音楽コンクール高校の部第3位、ローゼンストック国際ピアノコンクール第2位。
”輝く未来”ジョイントコンサート/奈良(秋篠音楽堂)・名古屋(宗次ホールにてランチタイムコンサート)に出演。
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感動賞
中川 真耶加
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愛知県立明和高校卒業、東京音楽大学ピアノ演奏家コース在学中。
第11回ショパン国際ピアノコンクールinASIA金賞、第1回いしかわ国際ピアノコンクール高校部門金賞、
第11回東京音楽大学コンクールピアノ部門第3位、第37回ピティナ・ピアノコンペティション特級ファイナリスト・学生審査委員賞、第5回神戸芸術センター記念ピアノコンクール招聘賞。遠藤誠津子、後藤康孝、清水皇樹、武田真理、鈴木弘尚、長谷川淳氏に師事。
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審査員賞
伏木 唯
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東京芸術大学で青柳晋氏に師事。
2013年同大学を卒業、学内でアリアドネ・ムジカ賞、同声会賞を受賞。第28回PTNA G級銀賞。
第29回飯塚新人音楽コンクール第2位。第79回日本音楽コンクール入選。
横須賀芸術劇場ヨコスカ・ベイサイド・ポケット、カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」、
東京芸術センター等にてリサイタル開催。モーニングコンサートにて藝大フィルハーモニアと共演。
2011年度ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生。
現在ベルリン芸術大学でパスカル・ドゥヴァイヨン, 村田理夏子の両氏に師事。
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プロコフィエフ賞
土屋 絵葉
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桐朋学園大学音楽学部卒業、同研究科を昨春修了。桐朋オーケストラとリスト「死の舞踏」を共演。
アジア国際音楽コンクール第1位。多摩フレッシュ音楽コンサート最優秀賞。
フレッシュ横浜音楽コンクール金賞、審査員特別賞、フィリア賞。北本ピアノコンクール第2位。
東京芸術センター「天空劇場」にてソロリサイタルを開催。立川市市民会館にてソロリサイタルを開催。
隈部真未、今泉紀子、ジェルメンヌ・ドゥベズ、川村文雄、広瀬康の各氏に、室内楽を小森谷泉、藤井一興の各氏に師事。現在、桐朋学園大学音楽学部にて嘱託演奏員を務める。
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藤川 有樹
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京都市立芸術大学在籍。第33階PTNAピアノコンペティション、F級全国大会入選。
第8回堺国際ピアノコンクール、ジュニアE級部門2位。
第12回大阪国際音楽コンクール、ピアノ一般部門入選。
宇賀治和子、芹澤佳司、有森博、上野真にピアノを、作曲を岡田正昭の各氏に師事。
国内外のセミナーなどで、パスカル・ロジェ、パスカル・ドゥヴァイヨン各氏など著名な演奏家に指導をうけている。2010年より和泉市久保惣記念美術館でリサイタルを開催しているほか、さまざまなホールで演奏している。
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小蔦 寛二
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広島県出身、8歳よりピアノを始める。東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。
ドイツ国立ハノーファー音楽演劇大学を経て、現在、ドイツ国立ベルリン芸術大学に在籍、
マルクス・グロー教授のもとで研鑽を積む。
ブラームス国際コンクールピアノ部門第2位、パルマ・デ・マヨルカ国際ピアノコンクール第2位、
バルチック国際ピアノコンクール第1位。ヨーロッパや日本各地での数多くのソロリサイタルをはじめ、
音楽祭への出演、オーケストラとの共演、室内楽や声楽伴奏、講演付きコンサートなど、
幅広く演奏活動を行なっている。
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深貝 理紗子
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第12回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA コンチェルトC部門 アジア大会 銅賞。
第9回東京音楽コンクール第2位。
これまでに、ヤマハ銀座サロンコンサートシリーズ pianist chain、東京文化会館モーニングコンサート、
山手ゲーテ座サロンコンサート、ヤマハ銀座 音楽大学フェスティバル、 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの
キオスクコンサート、桃華楽堂(皇居内)主催の音楽大学卒業生演奏会などに出演。
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鈴木 菜穂
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宇都宮短期大学附属高校音楽科卒業。
東京音楽大学ピアノ演奏家コース3年(平成26年現在4年)在学中。
第5回栃木県ピアノコンクールコンチェルト部門上級第1位、コンチェルト賞、推津賞、
第6回栃木県ピアノコンクールソロ部門G級第1位、栃木県知事賞、竹渕賞、助川賞、
第24回彩の国・埼玉ピアノコンクールF部門特別奨励賞。
2013年、水戸芸術館「茨城の名手・名歌手たち」第23回オーディション合格者による演奏会に出演。
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秋場 敬浩
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東京芸術大学音楽学部卒業、同大学院(修士課程)修了、モスクワ音楽院修了。
コミタス国際音楽コンクール第一位。2008年東京・春・音楽祭(東京のオペラの森)リサイタル出演、
2010年サムイル・フェインベルク生誕120周年記念ピアノ音楽祭(モスクワ)出演、
2011年アルノ・ババジャニアン生誕90周年記念演奏会(イェレヴァン)出演、
この他、ロシア、エストニア、アルメニア各地にてリサイタルを行なう。
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※敬称略・順不同
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■審査員の紹介 公募により決定した審査員は下記の3名の方々です。 |
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長谷 正一
1990年桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。故井上直幸氏、御木本澄子氏、本村久子氏に師事。ドイツ国立リューベック音楽大学、ローストック音楽大学に留学。ピアノをジェームス・トッコ、ベルンド・ツァック、室内音楽をザハール・ブロン、ダヴィッド・ゲリンガスに師事。また世界的ピアニスト、ブルーノ・レオナルド・ゲルバーの国際的に数少ない弟子として師事。その間シュレスズッヒ音楽祭、ルツェルン音楽祭、シュベリーン音楽祭、ほかどいつ、スイス、オーストリア、ポーランドにてコンサートに出演。病院、教会などのチャリティーコンサートにも積極的に出演する。

井上 千本
オーケストラとの協演、リサイタル、主要オーケストラメンバーとの室内楽、声楽の伴奏など演奏活動を行っている。TBS、NHK・FM放送、フランス国営放送、ザルツブルク音楽祭、イタリアの国際音楽祭などに出演。東京藝術大学音楽学部附属高校を経て、東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。東京藝術大学大学院伴奏助手を歴任。これまでに日本女子大学、立教大学、東京藝術大学非常勤講師を務める等、教育活動を行い、後進の指導にあたる。カヴァ・ディ・ティレー二国際ピアノコンクール入選。第5回、第7回東京芸術センター記念ピアノコンクール審査員。

田近 完
豊川雅子、高木東六、谷康子、井口秋子、伊藤純、各氏に師事。パリ国立音楽院卒業。ポッツォーリ・ピアノコンクール第2位、ヴィオッティ国際コンクール第1位、ハエン国際コンクール第2位、ロン・ティボー国際コンクール第4位。日本西洋音楽代表団の団長として訪中、北京と上海でコンサートを開催。東芝EMIよりアルバム「PianoRecital
Brahms/Schubert/他」を発売。これまでに、フランス、イタリア、スペインなどでリサイタルやオーケストラとの協演放送などに出演。国内でも数多くのリサイタルなどで高い評価を受けている。桐朋学園大学音楽学部講師。
※敬称略・順不同
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Presented
by Art Center of Tokyo |
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