■第1回 東京芸術センター記念ピアノコンクール | ||||||||||
2006年4月3日より一次予選を通過した18名による二次予選が行われました。そして、4月8日、第一回東京芸術センター記念ピアノコンクール本選が開催され、同4月9日に入賞者発表・入選者披露演奏会が執り行われました。 1次予選から数多くの応募を頂き、誠にありがとうございました。 |
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東京芸術センター記念賞・金賞を受賞した松本さんの演奏風景 | ||||||||||
■結果発表 | ||||||||||
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東京芸術センター 松本 伸章 さん 東京音楽大学 |
1999年宮崎県高校独唱・独奏コンクール金賞・グランプリ受賞。 |
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長嶋 未来 さん 東京音楽大学 |
2001年第2回ローゼンストック国際ピアノコンクール審査員特別賞受賞。 |
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遠山 沙織 さん 桐朋学園大学研究科 |
2003年やちよ音楽コンクール1位。 |
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関屋 まき さん モスクワ国立音楽院 |
1990年セニガリヤピアノコンクール(ジュニア)1位。1991年マリア・カナルスピアノコンクール(ジュニア)3位。 |
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(C)Aleksey Zlobin | ||||||||||
入選 (順不同) | ||||||||||
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河野 泰子 さん 東京芸術大学大学院 |
2006年第1回東京芸術センター記念ピアノコンクール入選。 |
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和田 由布子 さん 桐朋学園大学音楽学部 |
2002年ペトロフピアノコンクール審査委員賞。 |
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安齊 周 さん 武蔵野音楽大学大学院 |
2002年第8回P.I.A.Japan音楽コンクールAクラス2位。 |
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手嶋 麻子 さん ニューイングランド音学院 |
1989年PTNAピアノコンペティションC級ベスト賞受賞。 |
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小熊 一輝 さん 東京音楽大学大学院 |
1992年毎日こどもピアノコンクール金賞。 |
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※いずれも最終学歴 | ||||||||||
■審査員の紹介 | ※順不同 | |||||||||
<審査員評> | ||||||||||
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天野 優子 さん 東京芸大音楽学部卒業 マックス・エッガー教授マスタークラス |
演奏者の健闘を称えます。コンクールに臨む真摯な態度と素敵な資質や個性が垣間見える演奏。好感を持つと同時に責任の重みを痛感致しました。審査の際には、技術・音楽性・音色や響きをコントロールする感性・楽曲への理解・芸術性を大切なポイントと考えつつ、総合的に判断致しました。今後共に、皆様の更なる御活躍を期待しております。 |
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奈良井 巳城 さん 国立音大卒業。 日露芸術交流支援・ピアノ奏法指導 |
審査員公募という珍しい形態のこのコンクールは、純粋に音楽と演奏を評価し、またクラシックピアノ音楽の底力を魅力的に開示した。今回審査をさせていただいた中で、舞台でのパフォーマンスは、音やフレーズ間はもとより曲の合間でさえ聴衆を魅了する指や体の動きというものが心に届く演奏につながるのだと感じる事ができた。次回もとても楽しみである。 |
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ヨハンセン
陽子 さん 桐朋学園大音楽学部卒 日本、ドイツにてソリスト、室内楽奏者 |
全体的にやや色彩感に乏しい感は否めませんでしたが、技術的水準は大変高く、又、メンタルな面でのタフさも印象に残りました。惜しくも本選まで残れなかった出場者の中にも音楽的なセンスを備えた方々が見受けられ、非常に接戦であったと思います。近い将来、このコンクールから世界へ羽ばたく人材が育つことは間違い無いと確信しております。 |
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ルイ・レーリンク さん アムステルダム音楽院卒業 ヴィレム・ブロンズ師事。ヨーロッパ各 |
演奏者の音楽への深い理解と音楽性、情熱にポイントを絞って審査しました。技術評価に偏りがちな音楽コンクール審査の常識に一石を投じる結果だったかも知れません。今後も芸術性と公平性を最も重視する貴重な機会として、当コンクールがクラシックピアノ業界をリードする存在になって欲しいと願います。 |
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岳本 恭治 さん 武蔵野音大ピアノ科、国立 トリニティ・カレッジ・ロンドン演奏家ディ |
第1次審査開始から本選終了まで審査員と出場者名が公表されず、先入観なくひたすら「音楽」に、純粋な心構えで向き合うという貴重な経験ができました。また、21世紀のピアノ界を担っていく若いピアニストたちが、ピアノ改良史の中で燦然と輝くベヒシュタインとプレイエルを演奏して競い合った饗宴は、ピアノ史の1ページを飾り、コンクール運営にも一石を投じたことを大変うれしく思います。 |
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Presented by Art Center of Tokyo | ||||||||||