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■第4回
日本 ヴァイオリンコンクール 閉幕
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2017年8月初旬 夏も盛りの季節、第4回日本ヴァイオリンコンクールが開催されました。
約10日間の中で開催された今回のコンクールは、第一次予選から公開審査となり、天空劇場にて課題曲1曲、自由曲1曲の演奏を行い、二次予選では1人25分程度のプログラムを演奏、本選では1人40分程度でプログラムを組み、ソロリサイタル形式で演奏する審査が行なわれました。
今回は一次予選から実際に舞台に上がって演奏する審査となり、2次予選・本選とも演奏時間が長く、力量のあるヴァイオリニストでなければ通過するのが難しいコンクールでした。
また、金賞の賞金は日本国内のヴァイオリンコンクールでもトップレベルの300万円が掲げられ、国外からの出場応募者もあり、演奏の質も高いコンクールとなり、出場者は全力を出し切った熱演が繰り広げられました。
今回は、金賞に藤原晶世さん、銀賞に中村ゆか里さんが選ばれました。銅賞には石倉瑤子さん、福田紫妃さん、Haryum Kangさんの3名が選ばれました。
本選には5名のヴァイオリニストが出場し、授賞式では全員に「 招聘証 」が授与されました。招聘証を授与された5名の皆様は今後、芸術センターにおける演奏会に招聘させて頂きます。
本コンクールは優れた演奏家を顕彰する目的で開催されており、コンクールだけでなく、その後の演奏活動をサポートし、演奏者の成長の場を提供しております。
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■受賞・入選ヴァイオリニスト PROFILE ※敬称略・順不同 |
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金
賞
藤原晶世
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第1回から第4回東京芸術センター記念ヴァイオリンコンクール、
第2回チャイコフスキーピアノトリオオーディション優勝。
ウィーンベートーベン国際コンクール2012 第2位。
平成24年度日本学生支援機構 優秀学生顕彰 文化芸術部門 大賞受賞。
東京芸術大学附属音楽高等学校を経て東京芸術大学卒業。
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銀
賞
中村ゆか里
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パリ国立高等音楽院卒業。
江藤俊哉ヴァイオリンコンクール第2位、江戸川新人コンクール 第1位、
東京芸術センターヴァイオリンコンクール銅賞、
神戸芸術センターヴァイオリンコンクール銀賞、
モーツァルト国際室内楽コンクール第3位、
サクシアーナ国際室内楽コンクール(パリ)第3位、他多数入賞。
日本室内楽アカデミー 名古屋市長賞、聴衆賞、奨励賞受賞。
江戸川フィル、神奈川フィル、芸大フィル、マッシーオペラ管弦楽団と共演。
桐朋学園大学音楽学部附属 非常勤講師を務める。日仏現代音楽協会会員。
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銅賞
石倉瑤子
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第17回日本モーツァルト音楽コンクール第2位。
第23回ABC新人コンサート音楽賞。いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞。
第8回シュポア国際ヴァイオリンコンクールカテゴリーVファイナリスト。
第6回宗次エンジェルヴァイオリンコンクール奨励賞。
桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業し、桐朋学園大学音楽学部3年在学中。
第4期サントリーホール室内楽アカデミー生。
現在、原田幸一郎、神谷美千子、漆原朝子、清水涼子の各氏に師事。
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銅賞
福田紫妃
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1997年生まれ。2017年第4回日本ヴァイオリンコンクール・銅賞。
2016年第7回コンコルソ・ムジカルテ・優秀大賞。
2015年第28回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール・全国大会第1位。
2015年第20回KOBE国際音楽コンクール・最優秀賞。
2017年スロベニア・Festival Bled2017 キャッスルコンサートに出演。
現在、ウイーン国立音楽大学在学中。ミヒャエル・フリッシェンシュラーガー教授に師事。
音楽で世界中にハッピーをとどけたい"♪しあわせの音だまプロジェクト"を展開中!
2017年12月29日兵庫県姫路市で「Romantic Concert 〜おとぎ話の音楽〜」を開催。
Facebook : https://www.facebook.com/MurasakiFUKUDA/
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銅賞
Haryum
Kang
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Debut performance with Sejong Phil. Orc., and got the First Prize from at 2012 Edu-Classic Competition(Seoul/KE), to 2014 Mozart-Compe.(Hagen/DE), 2016 International Music Compe. "Don Vinsenzo Vitti"(Castellana Grotte, IT), and also got the best performer Prize at 2017 Amigdala International Music Compe.(IT). And, I had attended many masterclasses from Prof. R.Sechi, Prof. S.Krause , Prof. J.Ross, Prof. E.Kufferath. Currently studying at Universitat der Kunste Berlin with Prof. Marianne Boettcher.
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■審査員の紹介 公募により決定した審査員は下記の2名の方々です。 ※敬称略・順不同 |
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柴田 欽章
東京生まれ。幼少よりヴァイオリンピアノを始める。 幼少より桐朋学園大学音楽学部附属 "子供のための音楽教室"(ピアノ科)所属。
1990年よりベルリン芸術大学に17歳(最年少)で入学。ヴァイオリンを豊田耕児氏、 ピアノを Ingeborg Peukert氏に師事、後に、ヴァイオリンをThomas
Brandis 氏に師事し、最高点で卒業。 2003年 新しく結成された 新ベルリン交響楽団(Neues Sinfonieorchester
Berlin)の、 専属ソリスト兼 第1コンサートマスターに抜擢される。 2004年より、同オーケストラの芸術監督、社長代理の職にも就任。現在に至る。
同2004年、ベルリン交響楽団 & Claus Peter Flor 指揮で、Openair Gendarmentmarkt Berlin(約7000人の観客)
にて、オフィシャルデビュー。 2008年より毎年3月、ベルリンにて、マイスターコース "The Violinconcerto with Orchestra"を開催。
2009年 Landesmusikakademie Berlin主催の講師として、マイスターコースに招待される。 2011年 第1回東京芸術センターヴァイオリンコンクールにて、審査員を務める。
2015年マックス ロスタル国際コンクール予備予選にて、審査員を務める。 その他、ヨーロッパ各地でコンサートやフェスティバルに招待される他、定期的にテレビやラジオ出演、ソリスト活動の傍ら、後進の指導にもあたり、多数の生徒を、
ドイツ各地の音楽大学や、オーケストラに送りこんでいる。 これまでに、Ida Haendel, Yehudi Menuhin, Ruggiero
Ricci各氏にも師事し(特にIda Haendelより)、音楽的影響を強く受ける。

横山 奈加子
6歳より村井陽子の指導のもとヴァイオリンを始める。その後、田澤明子に師事。1994年桐朋学園大学音楽学部卒業。1997年同大学ソリスト・ディプロマコース修了。この間、江藤アンジェラ、江藤俊哉に師事。
1991年第60回日本音楽コンクール第3位.。1992年第5回日本国際コンクールにて奨励賞。1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールにて第5位入賞。
1998年フルトヴェングラーのヴァイオリンソナタ第2番を本邦初演し、その記録はエリザベート夫人のもとに届けられた。2010年〜2012年モーツァルトのヴァイオリンソナタ全曲リサイタルを行う。その他、NHK-FMや新日鉄プロミシング・アーチスト・シリーズ、JTアートホール室内楽シリーズにおいて世界的ヴィオラ奏者ユーリ・バシュメットと共演。
2007年よりNHK毎日新聞社主催の全日本学生音楽コンクールの審査員も努めている。
音楽之友社よりプロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第1番(ピアノ浦壁信二)などのロシアの作曲家の作品を集めたCDを発表。2015年にオクタヴィア・レコードよりバッハの無伴奏ソナタ・パルティータ全曲をリリース。
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Presented
by Art Center of Tokyo |
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