第3回 東京芸術センター記念ピアノコンクール 閉幕  

 2008年4月1日より1次予選を通過した25名による二次予選が行われました。3日間にわたる2次予選の結果、本選には12名が進出。 4月5日に本選、同4月6日に入賞者発表・披露演奏会が執り行われました。
 結果、平松悠歩さんが東京芸術センター記念賞・銅賞の2タイトルを獲得し、本選出場者には招聘証が授与されました。 入賞者・入選者は、今後、東京芸術センター、神戸芸術センターで行われる定期演奏会・リサイタルに出場して頂くことになります。今後予定されるリサイタルで、さらに魅力的な演奏を披露してくれる事を期待しています。

 
 
                 
■受賞者・招聘ピアニスト PROFILE
 

金賞 

久保 千尋

 山口県下関市出身。2004年、京都市立芸術大学音楽学部を首席で卒業。卒業時に京都音楽協会賞ならびに音楽学部賞を受賞。同年、東京藝術大学大学院に進学。2004年10月よりドイツ国立ハンブルグ音楽大学に留学。2007年にディプロムを取得。2003年第17回京都芸術祭最優秀共演者賞。2006年、第17回吹田音楽コンクール第2位。エリーゼマイヤー音楽コンクール第1位。2007年、第 23回ヴァルセジア国際音楽コンクールディプロム、第11回松方ホール音楽賞2008年、第4回名古屋国際音楽コンクール奨励賞。
  これまでに、高田由紀子、辛島輝治、阿部裕之、迫昭嘉、エフゲニー・コロリオフに師事。現在、東京藝術大学大学院修士課程に在学中。

 
 

銀賞

 

脇 綾乃

 ピティナピアノコンペティション全国大会E級奨励賞、F級金賞、G級銅賞。鳥栖ピアノコンクール部門賞。鹿児島県高校音楽コンクール金賞、鹿児島県代表とし九州大会にて第23、第25回とグランプリ授賞。霧島国際音楽祭講習会(アマデウス・ウェーバージンケクラス)修了。第一回エリカ・ディヒラープライズ西日本ピアノコンクール第3位。第10回宮日音楽コンクールピアノ部門大学生の部最優秀賞。2003年東京音楽大学ピアノ演奏家コース入学、在学中特待奨学金を得る。第71回日本財団ランチタイムコンサート出演。2007年東京音楽大学ピアノ演奏家コース首席卒業。東京音楽大学卒業演奏会、第77回読売新人演奏会出演。これまでに、ポーランドクラクフ室内管弦楽団、九州室内合奏団とコンチェルトを共演。
  これまでに、鳥越由美、池川礼子、小坂文産子、迫昭嘉の各氏に師事。現在東京音楽大学大学院二年に在学中。播本三恵子、森早苗両氏に師事。

 
 

銅賞
記念賞

 

平松 悠歩

 1983年8月26日生まれ、おとめ座A型。母の手ほどきのもと、4歳よりピアノを始める。10歳から1年間、中村紘子ピアノ公開レッスンに出演、受講。2006年、第11回浜松国際ピアノアカデミーに参加。PTNAピアノコンペティションコンチェルト部門上級全国第1位、かずさアカデミア音楽コンクール第1位、北本ピアノコンクール第1位、Concert Marronnier21 第1位。諸コンクールでの演奏は音楽各誌にて好評を博す。また日本学生支援機構JASSOより、優秀学生顕彰として文化芸術部門優秀賞を授与される。リサイタル等、各地で数多く演奏。東京フィルハーモニー交響楽団、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、那須フィルハーモニー管弦楽団などと協演。今年中に、更にオーケストラアンサンブル金沢、栃木県交響楽団、Gross Vogel Philharmoniker との協演が決定している。コンチェルトレパートリーはショパン1番、モーツァルト20番、チャイコフスキー1番、グリーグ、スクリャービンなど。
2002年に東京音楽大学ピアノ演奏家コースに入学し、在学中、特別待遇奨学金を得る。08年春、同大学大学院研究科を修了。今秋より留学予定。
ホームページ http://www.yuho-hiramatsu.com/

 
   

感動賞

 

瀬川 由馬

 東京都立両国高校を経て桐朋学園大学音楽学部卒業。2003年よりポーランドへ渡り、2005年ポーランド国立ワルシャワ・ショパンアカデミー研究科を最優秀で修了。ポーランド各地でリサイタル開催。好評を博す。
第9回多摩フレッシュ音楽コンクール第2位。第14回留学生ピアノコンクールグランプリ。
  これまで木村徹、アンジェイ・ドゥトゥキェヴィチ、クシシュトフ・ヤブウォンスキの各氏に師事。
ホームページ:http://www.geocities.jp/yuma_pianista/

 −入選−

矢島 あかね

 第5回北関東ピアノコンクール第2位(第1位なし)。第19回群馬県ピアノコンクール最優秀賞(第1位)。第17回レ・スプレンデル音楽コンクール審査員賞。第14回ヤングアーチストピアノコンクール デュオ部門最高位。アジア国際音楽コンクール2007 ピアノ部門第2位、入賞者演奏会(マレーシア)出演予定。その他ソロやピアノデュオによる演奏会等多数出演。現在、武蔵野音楽大学ヴィルトゥオーソ学科第3学年在学中。K・シロウニアン氏に師事。

 
 

居福 健太郎

 愛知県出身。東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校、同大学音楽学部を経て同大学院音楽研究科修士課程修了。修了時にベーゼンドルファー賞受賞。1999年第4回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第2位および特別審査委員賞受賞。2004年第2回仙台国際音楽コンクールセミファイナリスト。2006年第1回野島稔よこすかピアノコンクール入選。2007年第5回東京音楽コンクール第3位。
  これまでに隈本浩明、岡田敦子、コンラート・リヒター、迫昭嘉の各氏に師事。

 
 

Junko 渡邉

 7歳よりピアノを田中陽子女史より学び、96年よりイタリアへ渡りレオニード.マルガリウス、アンドレア、ルケシーニ諸氏、現在G.マッシモ.マッサーリアに師事し研鑽を積む。これまでに14の国際コンクールでの受賞、またイタリア国際美術協会とのコラボレーションにより、多くの現代作品世界初演をイタリア、スロヴェニアにて行い、それらの作品CD4枚がリリースされている。
  現在、イタリア国立音楽院トリノ.ヴェルディ作曲科在籍。

 
 

竹中 千絵

 栃木県出身。1999年JOCユニセフチャリティーコンサート'99出演(オーチャードホール於)。2001年栃木県ピアノコンクール高校生の部、最優秀賞及び大賞受賞。2003年第8回コンセール・マロニエ21ピアノ部門第3位(奨励賞)受賞。2005年同コンクール入選。2007年ロゼピアノコンクール2007一般の部B第1位及び富士市文化振興財団賞受賞。同年、サルソマジョーレ・マスタークラス(イタリア)を受講し、ファイナルコンサートに出演。平成19年度武蔵野音楽大学福井直秋記念奨学生。
  これまでに、仲山笑子、多美智子、エレーナ・アシュケナージの各氏に師事。現在、武蔵野音楽大学ヴィルトゥオーソ学科3年在学中。

 
 

金子 淳

 埼玉県出身。現在、武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ専攻4年在学中。
  2003年PTNAピアノコンペティションF級ベスト10賞。2004年日本ピアノ教育連盟オーディション入賞者演奏会出演。2005年チェコ音楽コンクールピアノ部門2位。
  これまでに仙田真須美、小野隆太、上村永郷、ヤン・ホラークの各氏に師事。

 

 

 
 

辻 英恵

 京都市立音楽高等学校卒業後、東京音楽大学・同大学院にて研鑽を積む。第14回京都フランス音楽アカデミー、クールシュベール夏期国際音楽アカデミー修了、受講生コンサート出演。第1回ザイラー国際ピアノコンクール・イン・ジャパン奨励賞。第8回ショパンの会<祝21世紀>コンクール第1位。アジア国際音楽コンクール優秀賞。第19回京都芸術祭出演。第20回摂津音楽祭リトルカメリアコンクール入賞・大阪21世紀協会賞。派遣奨学金を得て、スイス国立チューリッヒ音楽大学にてマスタークラス修了。神戸、滋賀、大阪、京都にてソロリサイタルを開催するほか、アンサンブルピアニストとして活動している。
  現在、昭和音楽大学及び同短期大学部器楽伴奏研究員。

 

奥村 百合名

 愛知県立明和高等学校音楽科を経て、現在 東京音楽大学ピアノ演奏家コース3年に在学中。
'95年ポーランド国立クラクフ室内管弦楽団と競演。
愛知・子供のための音楽コンクール小学校の部金賞、高校の部金賞・中日賞を受賞。全日本学生音楽コンクール小学校の部第2位、中学校の部、高校の部入選。
ショパン国際ピアノコンクール in ASIA中学校の部優秀賞、大学の部全国大会金賞受賞。ピティナピアノコンペティションG級全国決勝大会入選。'07年愛知にてピアノ協奏曲の夕べに出演。
  これまでに太田里子、杉浦日出夫、多美智子、御木本澄子、武田真理、倉沢仁子の各氏に師事。

 
 

岡田 彰子

 桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を経て、現在、同大学研究科2年に在学中。第25回PTNAピアノ・コンペティションF級全国大会入選。第27回PTNAピアノ・コンペティションG級全国大会入選。第4回大阪国際音楽コンクール大学の部第3位入賞(1位なし)。第10回フッペル平和祈念鳥栖ピアノコンクール第3位入賞、特別賞。受賞記念コンサートにて福岡室内合奏団と共演。
  これまでに山本多喜子、種田靖子、奈良場恒美の各氏に師事。

※いずれも最終学歴
※敬称略・順不同

  ■審査員の紹介   公募により決定した審査員は下記の5名の方々です。    

岩渕 香絵
 桐朋学園大学音楽学部卒業後、ドイツ国立ライプツィヒ・メンデルスゾーン音楽大学を最優秀の成績にて卒業。岡本美智子、加藤伸佳、H・ザーリング、原田英代の各氏に師事。
ラッコニジ国際音楽コンクール3位、モンカリエリ・ヨーロッパ音楽コンクール2位、ディヒラー・サトウ・コンクール2位等受賞。リサイタル開催、オーケストラとの協演、NHKラジオ出演、FM放送、大倉山水曜コンサート出演等、国内外にて演奏活動を行う。

大類 朋美
 7才で渡米。ジュリアード音楽院卒業。イェール大学音楽学部修士課程修了。マンハッタン音楽院にて博士号取得。カーネギー・ワイルホールにてニューヨーク・デビュー。ロックフェラー財団招聘にてイタリアにてのリサイタルや、インドネシアにて公開レッスン及びリサイタルを開催。各国のFMラジオで演奏する。
  帰国後、津田ホールや東京文化会館等でリサイタルを重ね、各種音楽雑誌にて好評を得る。また最近では、小学校等へのアウトリーチ活動を展開中。新聞、テレビ等にも紹介される。
  現在、洗足学園音楽大学にて、教鞭をとる。「ゴールドベルグ変奏曲」等を収録したCDを2枚リリース。

川口 容子
 武蔵野音楽大学大学院修了.ニューヨーク州立大学バッファロー校留学.日本国内の諸都市でリサイタル,室内楽,オーケストラの共演等数多くのコンサートに出演.文化庁や日本室内楽振興財団の助成公演をはじめ,文化庁芸術祭参加公演を行っている.国外では,アメリカ合衆国,中国,スイス,ドイツ,チェコ 31都市に招かれてリサイタル・協奏曲・室内楽の演奏を行っている。
 現在,京都教育大学名誉教授。


長谷 正一
 桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。その後ドイツ国立リューベック音楽大学、ローストック音楽大学に留学。シュトレスビッヒ音楽祭、ルツェルン音楽祭、シュベリーン音楽祭、ほかドイツ、スイス、オーストリア、ポーランドにてコンサートに出演。帰国後は、紀尾井ホールを中心にソロ、室内楽と幅広く演奏活動を行う。
  現在、全日本学生音楽コンクール、ショパンコンクールin Asia、パリ国際グランドアマチュアピアノコンクール、大阪国際音楽コンクールなどの審査員を行う傍ら、洗足学園大学音楽学部ピアノ科非常勤講師として後進の指導にあたる。


ルイ レーリンク
 ピアニスト。オランダ出身。九州交響楽団との共演、NHK、TBSテレビ・ラジオ出演、CD録音及び楽譜監修の他、日本各地でピアノ演奏・指導、ピアノコ ンクール審査等、活動の幅を広げつつある。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)ホームページの連載「ルイのピアノ生活(http://www.piano.or.jp)」で隔週エッセーと演奏を公開中。全日本ピアノ指導者協会正会員。洗足学園音楽大学及び高校音楽科非常勤講師。
  ホームページ:http://www.pianonet.jp


※敬称略・五十音順

                     
        Presented by Art Center of Tokyo